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[顧問] 加藤 進昌

昭和大学医学部精神医学教室教授、兼昭和大学付属烏山病院院長。
アスペルガー症候群を中心に発達障害の基礎ならびに臨床研究に従事。
[センター長] 橋本 大彦

東京大学医学部医学科卒。藍野大学医療保健学部作業療法学科教授。
現在は障害児への認知発達心理学の臨床応用を中心に研究を行う。
[略 歴]
昭和62年東京大学医学部医学科卒業。
与野中央病院常勤医、東大病院精神神経科医局長、講師(外来医長)、名古屋大学大学院児童精神医学分野助教授、名大病院親と子どもの心療部助教授などを経て、平成17年より藍野大学医療保健学部作業療法学科教授。
平成21年東北文化学園大学大学院客員教授、あいの発達センターセンター長。
これら以外に非常勤で、生活保護法施設判定医、知的障害者授産施設相談医、肢体不自由児施設非常勤医、養護学校校医、療育センター外来非常勤医、企業内診療所嘱託医(官庁、民間など)、知的障害児通園施設医療相談担当医、自治体就学相談、市中病院の発達外来などの経験がある。
[ごあいさつ]
歩くということができるようになるまでの過程一つを取ってみても、首がすわって、お座りができて、はいはいができて、つかまり立ちができて、つかまり歩きができて、一歩歩けて、といった順序を踏むことが普通です。同じように、足し算ができるようになるにも、数の数え上げができて、小さな個数の概念が生まれて、それぞれの数の関連が生まれて、数同士の操作が可能になって、といった段階があります。個数の概念ができるようになるには、視覚的な空間の認知の発達なども必要です。
情緒面も、これらの発達に影響を受けながら発達していきます。
このような定型的発達のどこかに問題を抱えているこども達に対しては、医療・心理、教育、福祉の領域がそれぞれのこどもの必要性に応じて関わることが必要です。
発達障害が意外に多いことが一般に知られるようになる前は、これらの社会資源は非常に限られたものでしたが、現在では発達障害者支援法、特別支援教育の実施、小児期の精神障害を診察できる医師の養成の努力などにより、格段に改善してきているといえます。
しかしながら、現時点では限界もあります。発達障害のある児童には、認知発達心理学的、神経心理学的視点からみて特有の偏りが見られますが、これらの所見が教育の分野で十分に生かされているとは言い難いでしょう。逆に、医療の分野では、学習の困難さに対して直接働きかける視点を見いだすことは困難です。医学・心理の分野と教育の分野が十分に連携することができていないわけです。
他にも、幼少時に障害の存在に気づかれずに既に成人になっている方へのサポートの課題もあります。
障害が軽度の場合、それが義務教育期間に見逃され、自律的な対人関係と社会参加が要求される高等教育や就労の時期になって初めて壁に直面することもあります。
思春期以降ともなると併発するうつ病や不安障害などに対する薬物療法が行われる程度であり、基礎にある障害への具体的働きかけが行える医療機関は非常に限られています。
これらの現在の課題を踏まえ、あいの発達センターでは、医学、心理、教育が有機的にかみ合った系統的支援の提供と研究開発を行うことを目指しています。
まだまだ始まったばかりですので要望に応えきれないことも多いのですが、少しずつ量、内容ともに力をつけて行きたいと考えています。よろしくお願いいたします。



